寝るときの気になる音、これで解決!
美しい音楽は気持ちを落ち着かせてくれますが、「音」はときには「騒音」として私たちの眠りを妨げます。外の車の音、いびきなど、音が気になって眠れない!という経験のある方も多いかと思います。
今回は睡眠時の適切な「音」についてです。
騒音ってどんな音?
「騒音」というと、工事現場の音やバイクのエンジン音など、一般的に「うるさい」と言われる音を思い出すかもしれませんが、睡眠時の「騒音」は、それとは少し異なります。
"睡眠中に覚醒反応が引き起こされる騒音のレベルは、40~50dB(デシベル)以上である"
(参考文献:白川修一郎・福田一彦・堀忠雄『基礎講座 睡眠改善学 第2版』、ゆまに書房、2019、pp.65)
と言われています。40dBというと、図書館などの静かな場所で聞こえる程度の小さな音。例えば壁のスイッチをパチンと押す音…このくらい小さな音でも、睡眠中は「騒音」にあたります。
(参考文献:騒音調査小委員会「『騒音の目安』作成調査結果について」全国環境研会誌、Vol.34 No.4、2009;
環境庁大気保全局特殊公害課「生活騒音の現状と今後の課題」1983、pp4 を元に作成)
「騒音」を睡眠中に聞いた場合、睡眠の途中で目覚めてしまう「中途覚醒」が起こりやすくなります。高齢者の場合はもともと年齢により中途覚醒が起こりやすい状態ですので、若い人よりも騒音による中途覚醒が問題となりやすいです。
もしお家に高齢の方がいらっしゃる場合は夜の話声や足音には十分注意してあげてください。
お部屋の中で音対策
- 寝室のドアはきちんと閉める
- 厚手のカーテンを掛ける・カーテンを2重にする
- 寝室の場所を交通量の多い道路などに面した位置にしない
- 窓や壁に防音素材を用いる
番号が小さいほど気軽にできる対策です。お部屋の中の騒音にお悩みの方は、上記をできることから試してみてください。
室内の騒音には"ホワイトノイズ"をお試しあれ
また、同室で寝ている方のいびきや物音にお悩みの場合は、お部屋の防音力を高めるだけでは解決しません。
そんなときに役立つのが騒音を打ち消すための"音"、ホワイトノイズです。"ホワイトノイズとは、あらゆる周波数が同じ強さで混ざり合った音のことです。この音は騒音による脳への刺激を軽減してくれるということで、騒音対策に使われています。
音のカーテンとも呼ばれ、脳への刺激の強い突発音をマスキングしてくれる効果があります。
あまりにもライフスタイルが合わなかったりいびきがひどくて睡眠を著しく阻害されている場合は物理的に距離をとることも考えなければいけないかもしれませんが、まずはホワイトノイズで音による刺激を軽減してみるのもよいでしょう。
EMOOR TOKYO でも、睡眠中の音でお悩みの方向けに「ホワイトノイズスピーカー」をご用意しています。
ただホワイトノイズを流すだけでなく、「サウンドミキサー機能」も搭載しているので、「ホワイトノイズ」+「川のせせらぎ」など、騒音をマスキングするだけでなく癒しの音をミックスすることも可能!
眠る前のリラックス時間にもBGMとしてお使いください。
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