新型コロナウイルス対策
わたしたちの睡眠はどう変わった?

新型コロナウイルスによって私たちの生活は激変しました。
人との接触をできるだけ避けるよう在宅ワークをされる方が多くなり、働き方も大きく変化しています。
新型コロナウイルスによって各地で義務付けられた行動制限が睡眠にどのような影響を及ぼすかについて 世界規模でオンライン調査(Global Chrono Corona Survey(GCCS))が行われました。 その結果からわかったことをみていきましょう。

社会的な行動制限がかかる前に比べ、制限が始まってからは
平日の睡眠中央時刻※は50分、休日の睡眠中央時刻は22分遅くなっている
(参考文献:Maria Korman et al, "COVID-19-mandated social restrictions unveil the impact of social time pressure on sleep and body clock", Scientific Reports, vol10, 22225, 2020, pp3 )ことがわかりました。
※睡眠中央時刻:入眠時刻と起床時刻の中間の時刻のこと

(参考文献:Maria Korman et al, "COVID-19-mandated social restrictions unveil the impact of social time pressure on sleep and body clock", Scientific Reports, vol10, 22225, 2020, pp3 の結果をもとに作成。あくまで睡眠中央時刻の差を示すものであり、睡眠時間等の値を示すものではありません。)

平日の睡眠時間は26分増加しているのに対し、休日は9分短縮されている
(参考文献:Maria Korman et al, "COVID-19-mandated social restrictions unveil the impact of social time pressure on sleep and body clock", Scientific Reports, vol10, 22225, 2020, pp2 ) ということがわかりました。
平日は早寝早起き、休日はのんびり寝起きする方が多いのではないかと思いますが、
1.と合わせて考えると、新型コロナウイルスの対策として在宅ワークが増えた今、
平日の睡眠のとり方が休日のそれに近づいていることが示唆されます。

(参考文献:Maria Korman et al, "COVID-19-mandated social restrictions unveil the impact of social time pressure on sleep and body clock", Scientific Reports, vol10, 22225, 2020, pp2 の結果をもとに作成。睡眠時間の差を示すものであり、睡眠時間の絶対値を示すグラフではありません。)

「ソーシャルジェットラグ」とは、Marc Wittmann氏らが2006年に提唱した概念で、
体内時計と社会的な時間に合わせた行動時刻とのズレのことです。(参考文献:Wittmann M, Dinich J, Merrow M, Roenneberg T, "Social jetlag: misalignment of biological and social time", Chronobiol Int, 23(1-2), 2006, pp504 )
そもそも私たちが普段働いたり学校に行く時間は体内時計と一致していません。
だからこそ私たちは目覚まし時計を用いて、自然に目覚めるよりも早く起きます。
これもソーシャルジェットラグの一つです。
体内時計に逆らって起きるということは、海外旅行のときにおこる
時差ボケのような状態で、 睡眠は不足した状態です。
この睡眠不足状態が続くと睡眠障害が発生し、起きた後いつまでも眠気や
だるさが残ったり 健康やパフォーマンスの低下につながります。

新しい働き方により、ソーシャルジェットラグが約29分減少したことも、GCCSによりわかりました。
(参考文献:Maria Korman et al, "COVID-19-mandated social restrictions unveil the impact of social time pressure on sleep and body clock", Scientific Reports, vol10, 22225, 2020, pp7 )

あなたの
ソーシャルジェットラグ診断

あなたのソーシャルジェットラグは何分でしょうか?イスラエルにあるアリエル大学に所属するKorman氏らは、下記のように述べています。

「ソーシャルジェットラグの許容範囲が約20分であることが示唆される」

(参考文献:Maria Korman et al, "COVID-19-mandated social restrictions unveil the impact of social time pressure on sleep and body clock", Scientific Reports, vol10, 22225, 2020, pp7 )
寝る時間
 
起きる時間

平日

寝る時間

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起きる時間

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休日

寝る時間

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起きる時間

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※入力内容は平均の集計に利用されます。
個人を特定できる情報は取得いたしませんのでご安心ください。

平日

18:003:0012:00

休日

18:003:0012:00

あなたのソーシャルジェットラグは

--時間--

起きる時間を揃えよう!

寝る時間はイイ感じ!もっとソーシャルジェットラグを縮めるためには起きる時間を平日と休日で揃えてみよう!とはいえ、「平日の起きる時間はこれ以上遅くできない…!」という方もいらっしゃるかと思います。そんな時は休日の起きる時間を少し早めにしてみると平日の時差ボケ状態が緩和されるかもしれません

みんなのソーシャルジェットラグ

みんなは何時に寝てる? 自分の結果と比べてみましょう。赤い丸は入眠時刻、青い丸は起床時刻を示しています。円の大きさが大きいほどたくさんの人が寝起きした時刻です。

平日

18:0012:003:00

休日

18:003:0012:00

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