朝活したい人にもおすすめ!
しっかり寝てすっきり起きるための"光"

朝の時間を有効に活用して生活リズムを整える「朝活」。やってみたいけど朝はどうしてもすっきり起きられなくて…、という方も多いかもしれません。
すっきり起きられない、スムーズに眠れない…そんな睡眠習慣の悩みは光で解決することも。
光と睡眠の関係と、生活リズムを整えるためのポイントをお伝えします!

TABLE OF CONTENTS

眠くなる時間は光で決まる!
睡眠習慣と光の関係

睡眠にとって大事な"光"と"生体リズム"

睡眠と光は密接に関わっています。
人間はどうして夜に眠くなり朝に目が覚めるのだと思いますか? 単純に夜だから、朝だから、自然に眠りにつき目が覚める、というわけではなく、人間の「生体リズム」が大きくかかわっています。

生体リズムとは?

生物は、例えば体温やホルモン等をおよそ24時間の中で周期的に変化させるような固有の”リズム”が存在します。 眠り・目覚めもこのリズムに則っており、もし眠れない・起きられない等の悩みがある場合、自身の生体リズムと理想の生活リズムにずれが生じているかもしれません。
人間の場合、下図のようなリズムで体温やホルモンを調整しています。

一日のホルモン分泌・深部体温のリズム

(参考文献:T.Kubota et al, "Effects of nocturnal bright light on saliva melatonin, core body temperature and sleep propensity rhythms in human subjects", Neuroscience Research, vol42, 2002, pp.118 を元に作成)

生体リズムは24時間ではない

人間の生体リズムは24時間よりも少し長いと言われています。
それでは生体時計ってどんどんずれていってしまうのでは?と思う方もいるかもしれませんが、ご安心ください。きちんと24時間に合わせてリズムをつくるためのカラダの仕組みがあります。

夜と昼間のメラトニン分泌

(参考文献:宮崎総一郎『睡眠学入門ハンドブック 睡眠の基礎知識 第4版』、日本睡眠教育機構、2020、pp.9 を元に作成)

生体リズムにかかわる”メラトニン”というホルモンがあります。このホルモンは朝の”光”によって分泌が抑制され、夜になると再び分泌量が増えることで一日のリズムをつくります。
逆に、朝にきちんと強い光を浴びないと生体リズムが後退していき、寝る時間になっても眠くならない、次の日に時間通り起きることができない等が起こってしまいます。

また、夜に強い光を浴びすぎるのも、メラトニンの分泌を抑制してしまいます。夜、スマートフォンを至近距離で使うことの多い方は要注意です。


早起きのコツは前日の光。生活リズムを好循環へ

前日の光ですこしずつリズム改善

早起きをするために大切なことは、前日の朝にきちんと光を浴びることです。 前日にきちんと生体リズムがリセットされていれば、次の日はすっきりと起きられるでしょう。
ただし、遅くに寝起きしていた方が急に早寝早起きに生体リズムをシフトできるかというとそうではありません。もともとのリズムは急に変わりませんので焦らず少しずつ起きる時間・光を浴びる時間・寝る時間を早めていきましょう。
早寝早起きができるようになったら、それを習慣づけて維持することも大切です。

寝室照明のポイント

メラトニンの分泌を抑制しないよう、寝る前の照明は暗めにしておきましょう。
明るさ以外にも、光の色によってメラトニン抑制量が異なります。メラトニンを抑制する光の波長が多く含まれる青っぽい光、白っぽい光は控えましょう。 おすすめは暖色系の赤めの照明です。



どのくらいの光を浴びればいい?

生体リズムをリセットするために必要な光の目安は500ルクスほどといわれています。
室内灯だけではやや足りないため、できれば外の日光を室内に取り入れる、外に出て日光を浴びることが望ましいです。

明るさの目安



(参考文献:小山恵美『睡眠環境学』、朝倉書店、1999、pp.129 を元に作成)

朝、日光を室内に取り入れるのが難しい方へ

お部屋の間取りによっては日光を室内に取り入れるのが難しい方もいらっしゃるかもしれません。そんな方はお部屋の照明とは別に高照度のライトを用意してみてはいかがでしょうか。

EMOOR TOKYOの「WAKE UP LIGHT #002」は、最大10,000ルクスの高照度照射が可能です。10,000ルクスの光を浴びるということは朝の公園をお散歩するのと同じくらい生体リズムを整えるのに効果があります。
寒い冬や天気の悪い日は外に出たくないと思うときもあるかと思いますが、WAKE UP LIGHT #002を取り入れることで外に出ずとも十分な光を浴びることができます。
忙しい朝にはご飯を食べながら等、身支度時間を活用して光を浴びることができるのもうれしいポイントです。